寒い季節になると、暖かさを求めて家に侵入する虫の中で厄介なのがカメムシです。
危険を感じると強烈な臭いを出すので、できるだけ室内に入れたくない害虫です。

そこで今回はカメムシを家に入れない為のポイントを調べてみました。

 

カメムシ対策は暖かい時期から

日本中に生息しているカメムシはぽかぽかと暖かく陽当たりの良い良い場所を好みます。
明るい光や白いものが好きなので、外に洗濯物を干すと洗濯物によく張り付いています。
主食は樹液の汁を食べています。
気温が下がる秋から冬にかけては寒さを防ぐために室内をめがけて飛来することも・・・
見つけて追い出そうとするとあのくさい臭いで反撃をしてきます。
農業被害もだす害虫です。

カメムシ対策その1 家に入れない

カメムシを家の中に入れない方法ですが、
カメムシの特性を考えて家に入れない方法を考えてみましょう。

外壁・網戸に殺虫剤を塗布

秋から冬にかけて気温が下がる時期になると
カメムシは暖を取るために家の外壁や網戸に集まってきます。

網戸の隙間から家の中に侵入してきます。
なので、外壁や網戸に殺虫剤を塗布することで侵入を予防することができます。
※殺虫剤は時間や雨などだんだん効果がなくなるのでできれば毎日塗布することをお勧めします。

ミントの香りで予防

カメムシなど一部の虫はミントの香りが苦手です。
なので、ハッカ油を薄めたものをスプレーしたり、
玄関やベランダなどにアロマとして焚くのも効果があります。
またミントの鉢を玄関や窓際などに飾るのも良いです。
ただし、ペットを飼っている方はペットによってはミントがダメな場合がるので
注意してください。

 

隙間をなくす

カメムシの体長は10~20㎜程度です。
平べったくて厚みが無いの2㎜ほどの隙間があると簡単に侵入します。
なので網戸は最後まできちんと締め隙間がある場合は
『隙間テープ』などを使って確実に隙間を塞ぎましょう。
エアコン工事などでできた壁の穴に隙間がある場合はパテやコーキング材を使って
塞ぐと効果的です。

 

エアコンのドレインホースにガードを付ける

エアコンのドレインホースもカメムシにとって絶好の侵入場所です。
ドレインの先端を専用のカバーで塞ぐか、
ストッキングのような排水ができるもので塞ぎましょう。
排水が困難な素材例えばタオルなどを使った場合は
エアコンの排水が困難になってエアコンの故障の原因になるので注意してください。

 

洗濯物の取り込み時は注意してみる

陽当たりの良い場所をカメムシは好みます、
特に白いシーツやシャツなどは格好の場所です。
取り込み時にはしっかりと裏表チェックしてください。

カメムシの産卵時期は4月~7月です。
もしこの時期に室内に侵入された場合はどこかに産卵されているかもしれません。
考えたくないですよね。
なので、春から夏にかけての洗濯物を取り込むときには注意してください。

カメムシのたまごは非常に頑丈なので見つけた場合は
ガムテープなどに剝がしとって処分してください。

また家の周りの雑草をこまめに取ることでカメムシが暮らしにくい環境を作ることが大切です。

家の中に入った場合の処置は?

家の中に入ってしまったカメムシを見つけた時は
殺虫剤やガムテープ・テッシュで駆除するのが簡単ですが、
失敗するとあのくさい臭いで反撃されるので、
反撃されないように次の対策が有効です。

凍結スプレー

ホークセンターなどで販売している
害虫駆除用の凍結スプレーは
-10度以上の冷気でカメムシが臭いを出す前に駆除してくれます。
殺虫成分が入っていない製品も多いのでペットや小さなお子様がいるご家庭でも安心して使用できます。

 

煙タイプの殺虫剤

室内で大量にカメムシを発見した場合は
一匹ずつ取るよりも煙タイプの殺虫剤を使うのがおすすめです。
細かいところまで殺虫成分が入り込むので一網打尽にできます。
ただし、カメムシなどの死骸の処理が大変です。

捕獲機で駆除

ネットなどで紹介されている
ペットボトルを改造した捕獲機が便利です。
止まっているカメムシにそっとペットボトルを近づけてペットボトルに落とすだけなので、
簡単に駆除できます。

 

駆除時に反撃されたときは

カメムシ駆除時に反撃されてあのくさい臭いが手についた場合
クレンジングオイルやオリーブ油などの油で手を洗うと簡単に取れます。

また服や部屋に臭いが広まった時は
柑橘系の香りで緩和するので、芳香剤やアロマオイルを用意すると良いでしょう。

終わりに

カメムシを部屋の中で発見するとパニックになりますよね?
あの色と姿想像しただけでゾッとします。

今回は簡単にできるカメムシ対策をご紹介しましたが、
少しでも参考になっていれば幸いです。