『毎年目標を建てるけど全く達成できない』
『いったい目標ってどうやって立てるのか解らない?』

仕事や学業を進める上で上記の様なお悩みを持っている人って多いと思います。

ただ釈然と目標を立ててしまうと、モチベーションも上がらないので、
せっかく立てた目標を達成するなんて難しいです。
目標の立て方を理解していないと、目標を達成して高い成果が出ることは有りません。

今回は目標の立て方を具体的な方法を含めてご紹介します。

目標の意義って?

そもそも目標を立てるってどんな意味があるのでしょうか?

目標を立てる大きな点は、モチベーションが維持出来ると言う事です。
目標がない状態とは地図がない状態で始めて行く目的地を目指すようなものなんです。

詰まり何をしてよいのか分からず目的地に行く具体的な行動を起こせないので
結果的にモチベーションが下がってしまい仕事に支障に・・・
また目標を立てても自分にあっていなければ、主体的に取り組む意欲がなくなります。

自分に合った適切な目標を立てる事が重要です。

目標を立てる工程

自分に合った適切な目標を立てるためには、黙然と取り組むのではなく、
必要な工程を理解することが大切です。

個人や組織によって細かいところは違いますが、大まかに抑えておくポイントは共通です。

これから目標を立てるために必要な工程を4つに分けて紹介します。

自分に合った目標の立て方を見つける

まず目標を立て始める前に自分の性格や好みを考慮して、適切な目標の立て方のタイプを把握します。
大きく分けて2つのタイプに分けられます。
『きちんと計画を立て実行する』
『決めすぎずに柔軟に対応する』
の2つのタイプになります。

『きちんと計画を立て実行する』は細かく具体的なプランを立てそれを着実に実行することで目標を達成!
『決めすぎずに柔軟に対応する』は大まかな計画にして必要に応じてプランを変更しながら最終的に目標を達成する

目標をジャンルで分ける

目標と言っても仕事や生活・勉強など人それぞれ目標の種類が違います。
仕事の目標でも個人的な目標から組織の目標、マインド面・スキル面など色々な観点で分類することが出来ます。

目標のジャンルを分けることで自分の人生の中で大切にしたい物から優先順位をつけ、
それぞれの具体的な行動計画も計画に分けることができます。

仕事の中でも一度にすべてのことに手を付けることは出来ないので
優先順位を付けて一つ一つ達成することが大切です。

指針を決める

目標における指針とは、目標達成にむけてどんなマインド・方向性で取り組むと言う事です。
適切な目標を設定出来たとしても、淡々と目標をこなすだけでは成長しません。
目標達成を通じて自分がどう有りたいかを考えて行動することで精神的にも目標を捉える事ができます。

具体的な達成目標を立てる

上記の工程を踏まえて、具体的な目標設定をします。
まずは良い目標よりも思いつくものを並べてみましょう。
その後自分の方針に合わせて優先順位や目標を絞っていくのがおすすめです。
目安として優先順位が高い3つの目標に絞るのがオススメです。
目標が多すぎると中途半端になり全て達成できないと言う可能性もあるからです。

具体的な目標設定

具体的な目標を立てる時は色々なノウハウやコツが存在します。
人によって向いている方法や組織があるのでそれぞれの特徴を把握すると目標設定を設定しやすくなります。
今回は代表的な3つの手法をご紹介します。

ベーシック法

ベーシック法は4つの手順で目標設定を行う基本的な手法です。
『目標項目』『達成基準』『期限設定』『達成計画』の4つで構成させています。

『目標項目』は達成したい目標を指し成長を促す向上目標や
新しいことを始める創出目標などに分類

『達成基準』はどこまで目標にたどり着けば達成とみなすかを示し、数値で設定することが多いです。

『期限設定』は3ヶ月や1年など適切な期限を設定しましょう。
『達成計画』は具体的にどの様な手段や頻度で目標を達成するか計画します。

ベンチマーク方

ベンチマーク法はライバルを基準として目標を設定する手法です。
主にビジネスシーンで使われる手法で新商品開発などを目指す時に有効な手法です。
ベンチマーク法を活用するときには自己分析とライバル分析を深く実地することが必要です。
ライバルがなぜうまく言っているのか?自分より優れている点を明確にしましょう。
身近にベンチマークしやすいライバルがいる場合にオススメの手法です。

SMART

SMARTは「Specific(目標が具体的か)」「Measurable(設定した目標は測定可能か)」「Achievable(現実的に達成可能か)」「Result-oriented(達成したい成果に基づいた目標であるか?)」「Time-Related(期限が設定されているか)」の頭文字を取った定番の目標設定手法です。
ベーシック方の『目標項目』の精度を高めることに特化しています。
目標達成を通じて自分が幸せになれるかどうかというRの項目が最も重要視なのが特徴です。

目標設定のコツって?

具体的な目標設定の手法が分かったので、どの手法でも共通する適切な目標設定のコツをお伝えします。

目標設定のコツは下記の3つのポイントになります。

何を目標にすべきか(What)
いつの達成を目指すべきか(When)
なぜその目標にすべきか(Why)
この3つのポイントを理解して3つの要素が一貫した目標設定にしましょう。

何を達成するか?

目標設定において何を達成項目にするかで成果の良し悪しが決まります。
ポイントは『どのレベルの目標にするか』です。
高すぎる目標は負担が多くなり結局目標が達成出来ない事が続くので、
モチベーションが下がってしまいます。
逆に低すぎる目標はやりがいがなく成長にも繋がらない
自分の現状を性格に把握して努力すれば何とか達成出来るぐらいの適切な目標を設定しましょう。

いつ達成するか?

目標達成のために適切な期限を設定することが重要です。
ポイントは中期期限と細かいステップの期限を定めておくことが大切です。
目標の内容によっては年単位の期限が必要な場合もありますが、
1ヶ月から3ヶ月等で達成できる小目標も合わせて設定することで
目標に向けて前進している実感が得られるので、モチベーションが維持できます。

なぜたっせいする?

目標設定の肝は『なぜ』達成するかです。
ただ漫然と設定した目標を達成をしていると目標達成が目的になってしまいます。
その場合自分の事として取り組むのが難しくなり、良い成果も出来づらくなります。

目標達成を通じて自分は何になりたいか?何を目指しているのか?
組織にどんな価値貢献ができるのか?と目標設定時に明確にしておくことで
目的を見失う事無く行動できます。

失敗しない目標の立て方

せっかく目標を立てるのであれば、失敗しないようにしたいです。
目標を立てるのに失敗しないように抑えておきたいチェックポイントは2つです。

公平
プロセス目標の未達成は☓

公平

仕事において個人が設定する目標はチームの目標、
さらに会社全体の目標に紐ついています。
個人の目標を達成することで会社としては大きな成果になります。

つまり目標はチーム単位で達成するのが理想です。
そのために個人の負担が大きくなるような目標を立ててはダメです。
チームメンバー全員が公平に仕事が出来る目標にすることで、
チームのモチベーションが維持できますし長所と短所をかばい合いながらチームで目標達成を目指すことができます。

プロセス目標の未達成は☓

目標を達成するための細かなプロセス目標は必ず達成できるようにしましょう。
最終的な目標が達成できない場合は、行動計画から適切ではない可能性が高いです。

プロセス目標は愚弟的な物を定めているのでそれが実地出来ない場合は、
作業が不完全な状態で実地されていることが考えられます。
チームの士気に関わるので、プロセス目標が達成できない場合は
その要因と対策を自分自身で考えることが大切です。

終わりに

目標を立てるための手法やコツは色々な観点があります。
大切なのは自分に合った方法を見つけて目標を立てることです。

うまく行かない場合はその要因を明確にして次の目標にフィールドバックすることで
次の目標に活かすことができます。
チームで仕事を行っている場合は、周りの同僚などとコミュニケーションをしっかり取り
フィールドバックをもらいながら目標の質を高めることが大切です。